はじめまして龍馬さん。私は北海道の札幌から1時間ぐらいのところにある浦臼町というところの浦臼小学校にいる6年生のやまだ夏奈です。
私は、社会の歴史で習った龍馬さんの印象が強かったです。なぜ印象が強かったのだというと、薩摩藩と長州藩を結び付けて江戸幕府をたおそうと考えたのが、勇気があってすごいなと思いました。
なぜかというと、龍馬さんがもしいなかったら、今は、株式会社がなかったかもしれないし、いつ龍馬さんが新婚旅行に行ったことも、龍馬さんがいなかったら、新婚旅行に行く人もいなかったかもしれません。だから、私はそんなところもすごいと思いました。
まだまだたくさん云いたい事はありますけど、あと一つだけ言いたいことを書きたいとおもいます。
実は今、日本全国で龍馬さんが流行っていてブームです。そこで今、テレビで龍馬さんの人生をえがいた大河ドラマの『龍馬伝』が放送されています。
それに、私達の小学校には龍馬さんの肖像画があります。なんと、その肖像画は日本で一番龍馬さんに似ているということで、いろんな所に貸したりしているそうです。
そんなつながりが龍馬さんとあるということは知らなかったので、知った時にとてもうれしかったです。そのつながりのおかげで私達は新聞におれたり、この手紙を書くこともできました。
最後に質問をしたいと思います。
まず、一つ目の質問は、株式会社を作ったきっかけは何ですか。二つ目の質問は最近龍馬さんが流行っていてブームですが、そのことについてどう思いますか。質問はこれでおわりにしたいと思います。
そして、この龍馬さんへの手紙を終わりにしたいとおもいます。
お手紙ありがとう。北海道は私が浪士達を連れて入植し、開拓を夢見た大地です。その地で、今は君達のような元気な子供たちが育つまでになったんですね。
朝日新聞に大きく写った写真は私も拝見しました。夏奈さんはどの位置にいましたか。
ところで、幕府は放っておいても斃れる所まで機能が麻痺していましたね。私はむしろそんな幕府を一度解体して、なお徳川を中心にした新しい政体を生みだすべく尽力したつもりです。夏奈さんが仰る最初の株式会社ということも、亀山社中が自立するために薩摩藩や有力商人達の助けを受けた形態が株式会社の魁(さきがけ)と言えないこともない程度のことです。ましてや、新婚旅行は交通機関の発達とともに自然と盛んになったに違いありません。
あなたの学校にある肖像画を通じて私の事を勉強し始めたとのことを知って、とても喜んでいます。これが、一時の流行でなく、何時までも続けて下さることを願っています。