【大賞発表】
小学生の部 浦臼町立浦臼小学校6年 山越拓也君
中・高校生の部 該当なし
一般の部 大森 尚氏
【各賞】
すごいで賞 宇都宮西小学校3年 伊藤雅彬君
タイムリー賞 福田秀夫氏
ナニコレ賞 北山村の北の北ちゃん
5作品の所が色々あって6作品ノミネートとなりました。
今日先行発表いたします。
① 1867年龍馬逝く、33歳・・・・・・・・・・・・・・高木朝雄
② 「坂本龍馬」、これは詩でもなければ旋律でもない。・大窪純子
③ 拝啓龍馬様 あなたは徳川幕府鎖国時代から・・・・・中沢みと
④ 拝啓 あなたの翔けた時代は、・・・・・・・・・・・・ヤマト
⑤ 私は海軍操練所のあった神戸で育ちました・・・・・・大森 尚
⑥ やっぱり辞めました、なんか自分の書きたいことを・・木村裕太
坂本竜馬さんへ
私は、北海道の中央ぐらいに位置している浦臼町という町に住んでいる笹島知紗と言います。
社会の時間に坂本竜馬についていろいろ教わったことなどを手紙に書きました。
社会の時間に学習したことは、長州藩と薩摩藩を結びつけ、幕府をたおすということを学びました。私は仲の悪かった2つの藩を結びつけるということは、とても勇気のある人だな~と思いました。
私が住んでいる浦臼町と龍馬家のつながりは、坂本竜馬のおいの墓があるそうです。あと、私が通っている浦臼小学校に坂本竜馬に一番似ているといわれている絵があります。
今、竜馬さんについてのテレビが放送されています。
それほど竜馬ブームなのです。私も少し竜馬さんについて興味をもちました。いろいろ質問しますがよろしくお願いします。
今、新しい車や新しい食べ物など、新しい物がたくさん発売されています。わたしはよく「新発売」と書かれていたら買います。坂本竜馬さんは新しいものが好きなんですよね。なら、どんな新しいものを考えたり、作ったりしますか。私はどんどん新しいものを作ってほしいです。
もし、坂本竜馬さんがこの世界にいたら、どんなことを思いますか。
私はもっと世界中のみんなが協力して平和で豊かな国にしなければならないと思います。
坂本竜馬さんは短い命でしたけど、新しいことに挑戦して、長州藩と薩摩藩を結びつけるということは、すごいことだと思います。まだやりたいことがあったと思いますが、これからもどんどん良い世界になってゆくと思います。
私も竜馬さんを見習って、勇気をもっていろんなことに挑戦していきたいです。
【龍馬返書】
お手紙ありがとう。あなたの住む町は、直寛・直一族が開拓に励んだ浦臼ですね。
その地に私の肖像画が有って、皆さんが私の事を勉強してくれていると知ってとても喜んでいます。
知紗さんが言う新発売とは、殆どの場合今迄の製品を一部改良したり、スタイルをかえての事を言っているのですよね。肝心なのは何かを初めて取り入れたりオリジナルなものを創造することだと思います。そんな感覚を知紗さんが身につけることを期待しています。
これからも世界がどんどん良くなっていくよう私も願い続けることを約束します。
龍馬さんをはじめて見た第一印象は、かみの毛がぼさぼさでびっくりしました。江戸時代の武士は、かみの毛がきちっとしているのに、武士にはみえないかみがたでした。ちょんまげじゃない龍馬さんは、あまりなにもしていないように感じました。
しかし、19歳で江戸に出て剣術の修行にはげみ、勝海舟に出会い、「外国のすぐれたとこは学ぶべきだ」という教えを聞いて海軍の所で中心になって、かつやくしたことに感動しました。
さらに、江戸幕府をたおして新しい政府を作ろうと薩長同盟を成立させました。
本で長い刀より短い刀を、次は短い刀よりピストルを、そして次は学問だという時代の先をかいてありました。
江戸の幕末といっても、まだまだ新しいことには挑戦しにくい時代だと思います。なのに時代の先を行く考えをもつなんて、すごいと思いました。
ぼくも龍馬さんのような考えをもつ人になりたいと思いました。
お手紙ありがとう。私のまことにむさくるしい外見のご指摘参りました。
しかし、人を姿形だけで判断しては事を誤りかねませんね。
私が世界の事に目を開かれたのは、やはり神戸の海軍塾での勉強、操練の賜物と思います。
敦也君も、学問を充分に尽くして、人生の航路を決定して下さい。
時代の先を見る事が出来る見識を見につけて下さい。