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龍馬さんへの手紙
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Tue 08 , 14:46:14
2009/12
    龍馬殿へ
1867年、龍馬逝く、33歳
おお、ちょうど百年後なのか。1967年、僕が二十歳で、田舎から単身で神戸に来たときのことだ。
それから42年間、僕は生きながらえてきた。
龍馬殿、君は、なぜ、そこまで人を惹きつけるのか。同じ一人の人間として、僕はなんと平凡な生き方をしてきたかと思う。
君は、・・・なんて軽々しく呼びかけることすらはばかれるほどの龍馬殿だ。だけれど、あえて「君は」と呼ばせてもらおう。
君は、高知県出身だ。そして徳川時代を終焉させた立役者の一人だ。
僕は、愛知県の出身だ。そうなのだ、徳川時代の開祖、家康の生誕地である。その三河地方の山村で生まれ育った僕にも、小さな覚悟を抱いて、神戸に来たのだ。それは、親から独立して、独りで生計を立て、少しでも「労働者の解放」の役に立ちたいと思っていた。
「明治維新」の原動力ともなった君の生き方は、日本の若者たちの心を揺さぶり続けた。でも僕は、これまで君を歴史上の人物としてしか見なかった。それは僕が、余りにも平凡な生き方をしてきたからだと思う。
僕が、高校生のとき、マルクスの「共産党宣言」を読み、少しは世の役に立ちたいと願ったこともある。
しかし、ソ連の誕生から崩壊までを目の前で見てしまったことが、平凡な生き方をした所以なのかもしれない。
それに加えて僕の凡才ぶりは宿命のようなものだ。
龍馬殿、君は類まれなる才能と機知に富んだ生き方をしたがゆえに、後世の人々の心のうちに生き続けている。
僕は、これからも無様な余生を送るだろう。君は、これからも世の中の推進役として、人々を鼓舞してゆくだろう。
君は、33歳という若さで命を絶たれたが、これからも色々な媒体によって蘇ることだろう。
しかし、僕は、龍馬殿を「神格化」だけはしたくないと思う。
だから、今まで失礼なことを書いたことを許していただきたい。

【龍馬返書】
ずいぶん苦労をされて、しかしご自分の歴史観をもって、懸命な努力を重ねられたのですね。
三河から神戸の地に根ずくうえでのいろんな出来事が想像できます。
自分をあまりに小さい存在と捉え過ぎてはなりません。あなたの大切な家族、友人がどれ程あなたを愛おしく思っておられることか。これからも、十分長生きして、世の変わりようを拙者にお知らせくだされたく。








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